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ときお
移住者・ぶどう農家
移住者。ぶどう農家。男性。
IT会社員から農家に転身。その経験をホンネで語ります。

◆実績・資格など
・IT資格(情報処理、DB)
・FP、農業簿記

◆経歴など
・1986年生まれ
・国立大学にて物理を専攻
・大手IT企業で10年勤務
・EC関連のビジネス展開に従事
・2020年岡山に移住し、ぶどう農家へ転身

地方移住のきっかけを語る。

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地方移住の きっかけを語る。

こんにちは。ときおです。
東京から岡山に移住して、ぶどう農家になりました。

訪問者

移住に興味があるんだけど、きっかけは何だったの

訪問者

なんか漠然とだけど、移住してみたいなーって思っています。

そう思っている方は多いはず。都市部での生活に疲れた人、田舎での生活にあこがれている人、その理由はさまざまかと思います。

そこで今回は、

  • 移住しようと思ったきっかけは?
  • 移住を考えたときに、重要視したポイントは?
  • 移住するにあたり、スムーズに話はすすんだの?壁は無かった?

について、ホンネを語っていきたいと思います。移住について考えている方の参考になればと思います。

目次

移住のきっかけ

私が移住を考えるきっかけになったこと、それは「このままの生活スタイルでいいんだろうか・・」と自分の現状に不安を抱いたことでした。

大学卒業して社会人になり、仕事にも慣れてきた30代後半のことでした。

東京での会社員時代

都会イメージ

そもそも私は大学卒業後に就職で東京に来ました。IT関係の会社に就職し、仕事をこなすのに精いっぱいでした。

ありがたいことに給料は平均より高かったのですが、仕事量が多く1年目から残業続き。終電まで仕事をすることが当たり前で、休日出勤もちらほら。そんな働き方が10年以上続きました。ただ、その働き方に疑問を持つことはありませんでした。

それは、残業分の給料をしっかりもらえていたこと(サービス残業なし)、同僚・上司含めたほぼ全員が同じような働き方だったためです。

そして結婚。

妻は不定休で夜勤もある仕事でした。そのため、夫婦がそろって出かけることができるのは月に2回ほど。お互い仕事に一生懸命で、正直あまり家族時間がありませんでした

※少し後ろ向きな表現で書いていますが、当時いたって本人たちはそれが普通で、夫婦生活は仲良かったです。笑

そんな状態で、私たち夫婦の東京生活は30代後半に入っていきます。

通勤の満員電車で・・

30代後半になり、昇進の話もあり・・。この先もっと忙しくなるのかなーと漠然と考えていた通勤の満員電車で、ふとある考えが頭をよぎりました。

ときお

これから定年までずっとこの生活スタイルなのか?これだと家族との時間は無いままだし、身も心もいつか壊れてしまうかも。大丈夫なのか??

皆さんも仕事にも慣れ落ち着いてきたタイミングで、こう思ったことないですか?

私は特に強く、この思いが頭に浮かびました。

そして、もう少し時間も身体にも余裕のある生活スタイルをと考え始め、転職や移住を視野に考え行動するようになりました。

転職・移住を考える

最初から「移住したい」と思っていたわけではありません。とにかく、生活スタイルの改善が第一でした。

そのため、転職活動や移住フェアなど様々な選択肢から最善のものを選ぼうとしていました。転職サービスの利用、移住フェアへの参加など、いろいろな場所へ出向き情報を収集する日々でした。

転職・移住で大切にしたこと

私は生活スタイルの改善をするにあたり考えたことがあります。それは、

幸せであるかどうか

です。

今考えると、この考えをもって活動してよかったと思っています。宗教的な考えになるかもしれませんが、人は「幸せになる」ために日々生きていると思っています。生物学的には子孫を残すことでしょうが、人としては「幸せ」が一番ですよね。

ただ、その「幸せの基準」は人によって様々です。なので、私にとっての幸せとは何なのかを考えました。

私の場合の「幸せの基準」。それは時間・お金・人間関係を最大限にするというものです。この3つの基準を同時並行で高めていければ、それが私の幸せになるというものです。

「幸せの基準」とは

幸せの基準:時間

まず”時間”ですが、これは家族との時間を大切にし、自分で決めたように時間を使い、他人に時間の使い方を指示されないようにするというものです。

まあ簡単にいうと、自分の時間の使い方は自分で決めるということですね。

幸せの基準:お金

次に”お金”ですが、最低限の生活ができるためのお金を稼ぐということです。

この最低限というのは日々健康的な食事ができ、年に数回は旅行に行き、趣味にも使えるお金があればよいということです。

普通だと思われるかもしれませんが、そのお金を必要最低限まで徹底的に考え抜くということを大切にしています。この出費は必要だったのか、他にもっと良いものがあるのではないか、と常に考えるようにしました。

そうすることで、移住後の生活費はぐっと下がりました。

ちなみに、余ったお金はすべて投資に回しています。

幸せの基準:人間関係

“人間関係”ですが、これは自分に合わない人とは極力付き合わないということです。

会社の売り上げのために嫌な人との接待ゴルフや飲み会、パワハラ上司との出張など、ストレスになるようなことは世の中にあふれています。そのような合わない人、嫌な人との付き合いや接点を極力やめたいと思いました。

その結果、移住となりました

ぶどうイメージ1

この基準で考えた結果、私は地方移住してぶどう農家をやるぞという考えに至りました。その詳細については、また別記事にて詳細を発信できたらと考えています。

ぜひ「幸せの基準」を考えてほしい

移住や転職の有無にかかわらず、ぜひ日々の生活の中で「幸せの基準」について考えてみてください。そうすることで、なんとなくやっている日々の出来事にも変化が出てきます。この基準に沿っていないことをやめてみたり、逆に幸せになるために新しいことを始めてみたり。

自分の生活が変わるかもしれません。

移住の壁

私が移住を前向きに考えたとき、それを実行するにあたり3つの壁があったので、ご紹介します。壁というのは、移住を阻止しようとする壁のことで、最近の言葉でいうと”嫁ブロック”というのが分かりやすいでしょうか。

移住の壁

  • 【移住の壁①】家族
  • 【移住の壁②】仕事
  • 【移住の壁③】お金(生活資金)

【移住の壁①】家族

もちろん移住となると一人ですることではありません、家族も一緒です。もちろん別居をして自分だけ移住するという選択肢もありますが、できれば家族を伴うことが理想ですよね。(※私の場合は、「幸せの基準」に家族との時間が入っていたので、別居は論外でした。)

私の場合、子供はおらず同居家族は妻だけでしたが、それでも説得に約2年かかりました。なぜ移住したいのか、移住してどうするのか、お金は大丈夫か、などなど定期的に家族会議で説明をしました。

最初は冗談かと思っていました。でも最終的には納得して私も賛成しました。多少、聞いていた話とは違うところもありましたけど。笑

必ず家族の壁はありますので、移住をしたいと思った時点から情報共有を欠かさないようにしましょう。

また子供がいる家庭では、転校などさらに大変かもしれません。ただ移住することで良いメリットが十分あると思いますので、そこは根気強く説得をしてあげるようにしましょう。奥さまだけでなく、子供たちも納得の上での移住がベストですよね。

何よりも家族への説明と理解・納得してもらうことが重要

【移住の壁②】仕事

私の場合は、移住を決めると同時に仕事も「ぶどう農家になるぞ」と決めていたので、この壁はそこまで大きなものではありませんでした。

そのため私が調査をした一般的な話にはなりますが、まずは地方では現在の職種(私の場合はIT分野)の求人が多くあるとは限りません。IT分野の話になりますが、数社~数十社くらいのレベルで、その条件が満足いくというものはありませんでした。

また、給与についても都市部と比べると満足のいくものではないというのは事実です。私の場合、東京でのIT会社員時代は年収900万ほどありましたが、地方だと300~500万ほどが平均的なものでした(筆者調べ)。

仕事の壁については、簡単には超えることができないことかもしれませんね。じっくり情報収集をして検討を重ねましょう。

自分の「幸せの基準」に合った仕事のスタイルを決めましょう

【移住の壁③】お金(生活資金)

壁②で書きましたが、収入が下がって生活していけるのかは大きな壁です。

そのため、移住の際には【現在の年間生活費】を算出して、移住後の想定年収と比較するようにしましょう。これは必須だと思います。私の周りでも、地方移住をして生活レベル(年間の収入と支出)が合わず都市部に戻るという話がありました。

ちなみに、実際に移住してみて住居費(家賃)以外についてはほとんど都市部と変わらないという感覚です。むしろ高くつくものもあります。※東京(都市ガス)と比べて地方(プロパンガス)のほうが高いです。。

そのため、移住後の生活レベルを合わせるまでの期間は赤字になることがあるかもしれませんが、それも織り込み済みで生活資金の計画を立てるようにしてみてください。

少なくとも1年以上の生活余剰資金があるとGOOD

どうやって壁を超えるのか

どうやって壁を超えるのか、それは人それぞれです。というのも、幸せの基準」が人それぞれに違うからです。

「年収が下がっても家族との時間/趣味の時間があるほうが幸せだ」とか「雇われるのは嫌だから自由業で生活するぞ」など、自分がどうしたいのかという軸を持っていれば、壁を超えることができます

私も自分の幸せの定義を決めて、家族(妻)に時間をかけて説明し、仕事を決め、資金を準備したうえで地方移住に至りました。

皆さんも、移住を考える際にはこの3つの壁があると思いますが、ぜひ「幸せの基準」を決めて行動してみてください。

あと大事だなと感じたのは、時間をかけてじっくりと説得・検討をすることです。私の場合は2年でした。移住を急ぐのではなく、しっかりと時間をかけることも大切だと思っておいたほうが良いと思います。

移住の壁を超えるためには十分に時間(数年単位でも普通)をかけて行動しましょう

地方移住してどうだった

喜び

地方移住してどうだったか、大正解でした。妻も今の生活に満足いっているみたいです。よかった。

今は私も時間に余裕ができ、ずっとやってみたかったハンドメイド品を制作・販売する仕事に挑戦中です。

確かに年収はぐっと下がりました。ただし、その分有効に使える時間も増えストレスもなく、仕事(農業)で身体を動かすので体重も適正体重まで痩せました。(会社員時代は少しお腹が出ていました。汗)

トータルで幸せです。

今はぶどう農家の傍ら、ブログ執筆(このサイト含む)などにも挑戦するほどの余裕ができています。

まとめ

本記事のまとめ

移住しようと思ったきっかけは?

ふと感じた現状&未来への生活スタイルの疑問

移住を考えたときに、重要視したポイントは?

「幸せ」であるかどうか

移住するにあたり、スムーズに話はすすんだの?壁は無かった?

【家族】【仕事】【お金】の3つの壁があった

いかがだったでしょうか?

移住のきっかけは、どんな人でも考えていそうな本当によくある話がきっかけでした。決して大それたことではありません。

確かに「転職する」「移住する」という実行の部分は少し大変かもしれません。ただ、自分にとっての「幸せの基準」ってなんだっけと自問自答するだけでも、今後の人生が変わってくるかもしれません。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

「さあ移住!さあ農業!」

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