こんにちは。ときおです。
東京から岡山に移住して、ぶどう農家になりました。

ぶどうの剪定作業が大変なんだけどおすすめの道具はないの?



剪定道具の選び方のポイントはあるの?
ぶどう農家の冬の作業の一つの「剪定」。春の芽吹きにむけた重要な作業のため、おろそかにはできません。そんな剪定作業で、ぶどう農家の私がさまざまな道具を実際に使っていろいろ感じるところがありました。
そこで今回は、
- 剪定作業で一番疲れるポイントは?
- 剪定道具(剪定ばさみ)の選び方のポイントはある?
- 剪定作業のおすすめグッズはある?
について、ホンネを語っていきたいと思います。
※この記事での理解を高めるうえでも、ぜひ下記リンクの記事もご覧ください。ぶどうの剪定作業について解説しています。
▼ぶどう剪定作業の基礎的なポイントについて


剪定作業で一番疲れるポイント


農作業は基本的には体力的に疲れるものです。併せて、ぶどうの剪定作業においては以下のポイントで疲れやすいのではと思います。
- 剪定作業中の手(握力)と腕
- 切った剪定枝の運搬作業
- 剪定作業ばかりだと気持ちが疲れる(飽きる)
私も剪定作業には苦労していました。特にハサミを使う手と腕が毎日ガチガチ(疲れていた)でした。
剪定作業中の手(握力)と腕
やはり剪定作業中には手と腕がつかれますよね。ずっと両手をあげて作業していますよね。


併せて、剪定ばさみを握るたび握力が失われていきます。このストレスからは解放されたいですよね。
切った剪定枝の運搬作業
切った剪定枝の運搬作業も重労働です。1本1本は軽いですが、大量に集めて焼き場に集めるのは一苦労。
もし剪定枝の焼却場所が離れているところにある場合、ぶどう畑→トラック→焼き場と運搬が大変になりますよね。私も昔は剪定枝を紐でまとめてトラックで運んでいました。
剪定作業ばかりだと気持ちが疲れる(飽きる)
剪定作業が慣れないうちは作業に集中している分、飽きるということはありませんでした。しかし経験を重ねて作業に慣れるにつれ、剪定作業ばかりずっと続けていると飽きてしまいます。笑
そのために、どうにか気がまぎれさせるような方法を模索していました。
剪定作業をより良いものにするために
剪定作業でいかに疲れず効率的に作業ができるのか、そのためのグッズを以下の章で紹介します。
グッズと一言で言っても、選ぶポイントや具体的にどんな商品が良いのかも一緒に情報として載せています。知っている人には当たり前のことかもしれませんが、ぜひ参考にしてみてください。
【対策①】剪定で手と腕を疲れないために
剪定ばさみは剪定作業の要の道具です。この章では剪定ばさみの選ぶポイントや私のおすすめ商品をご紹介します。
手と腕を疲れさせないように【電動ばさみ】
まずは、手や腕をラクにさせるために「電動ばさみ」を使うようにしましょう。これは必須だと思います。私は電動ばさみを使うことによって、手(握力)は疲れ知らずになりました。
電動ばさみを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 【ポイント①】背負い式(コード)/バッテリー型のどちらが良いか
- 【ポイント②】本体の重量は軽いほうが良い
- 【ポイント③】バッテリーの持ちを良くしよう
- 【ポイント④】切る動作のスピード・連動性・切断直径に注意しよう
- 【ポイント⑤】消耗品として海外製を選ぼう
以下でそれぞれのポイントを詳しく解説します。
【ポイント①】背負い式(コード)/バッテリー型のどちらが良いか
電動ばさみといっても、さまざまなタイプがあります。電動ばさみ本体に直接バッテリーをつけるものや、電動ばさみからコードが伸びており、バッテリーを腰や背中で支えるタイプです。
私個人の意見ですが、圧倒的にバッテリー型が良いです(電動ばさみ本体に直接バッテリーをつけるもの)。
というのも、腰や背中で支えるタイプはコードにかかってしまうストレスや、ケースに収納しないといけないストレスがあります。使えばわかります。
良い写真がなかったものは、商品リンクページでご紹介します。
▼バッテリー式の剪定ばさみ


▼腰で支える剪定ばさみ
▼背負いタイプの剪定ばさみ
【ポイント②】本体の重量は軽いほうが良い
電動ばさみを選ぶうえで最重要事項のポイント。そう、電動ばさみの重量です。
いくら電動で手(握力)が疲れないからといっても、はさみが重すぎると腕が疲れてしまいますよね。電動ばさみは軽いものを選びましょう。私の個人的な感覚では800グラム台以下が良いと思います。1日作業しても腕に疲れが出ないと思います。
一緒に働く妻いわく、女性の場合はさらに軽いものが良いそうです。いろいろ試してみると700グラム台のもので大丈夫そうでした。
【ポイント③】バッテリーのもちを良くしよう
電動ばさみのバッテリーのもちも重要です。すぐにバッテリーが切れてしまっていては仕事になりません。
そういわれると、やはり日本製!特にmakita!と思う方もいるかもしれませんね。確かに日本製は海外製に比べてバッテリー持ちは良いです(その分値段もいいですけどね)。実体験でそう感じます。
ただ、海外製でバッテリー寿命が短くても複数個持っていればどうでしょうか。価格が安い分、日本製のものに比べ個数を持つことができます。
私はバッテリーを常時2個以上(複数個)持っており、バッテリー切れで困ったことは一度もありません。ぜひ海外製の複数個持ちをおすすめします。
【ポイント④】切る動作のスピード・連動性・切断直径に注意しよう


電動ばさみのスイッチ(トリガー)を押したときに、ストレスなくハサミが動くか(連動性が良いか)という点も重要です。1つの動作スピードが遅ければ作業時間が長くなりますし、ストレスを感じてしまいます。
ハサミの直径も気にしてみてください。私はぶどう枝の剪定に15mm~20mmのハサミの設定で切っています。直径が大きすぎると無駄な動作が多く、作業にストレスを感じます(30mm以上など)。
そのためハサミの直径が大きすぎる場合は注意が必要です。ただ、最近の電動ばさみは直径の設定が変えられるものが多いので、しっかり確認しましょう。
【ポイント⑤】消耗品として海外製を選ぼう
どんなものでも悩むのが日本製か海外製かですね。日本製は品質が良く丈夫(長持ち)ですが価格は高く、海外製は安いが壊れやすい。剪定ばさみも例外ではありません。
ただし、最近の海外製は魅力が多いです。例えば、バッテリーのもちや重量について改善されたものが頻繁に発売されていますし、何といってもコスパはGOODです。1万円台の商品でも十分に力を発揮してくれます。
ちなみに私は、電動ばさみ本体を消耗品と考え、数年単位で海外製のものを買っています。そうすることで、常に最新版の商品を使うことができ、バッテリーも重量も申し分のない商品に出会うこともできます。
日本製1本と同じ程度の価格で海外製を5本以上買うことができます。日本製の丈夫というのも魅力ですが、常に新しいものを買うサイクルに私は魅力を感じています。
おすすめの電動ばさみ
いろいろと電動ばさみのことについて述べましたが、私のおすすめの電動ばさみのポイントは以下の通りです。
- バッテリー型で、重量は軽いもの
- バッテリーは長持ちするように複数個準備する
- ハサミの切断面直径が25mm以下で切替えの設定が可能なもの
- コスパを重視し、海外製(中国製)でも良し
上記の条件を満たした、私のおすすめ商品を紹介します。



私の使っている電動ばさみの写真です。中国製ですが、文句なしの活躍です!


ちなみに標準でバッテリー2個付きなので、バッテリー持ちも問題なしです。



私は700g台のバッテリー内臓のものがおすすめです。とても軽く女性でも扱いやすいです。


どちらもkebtekという中国製のブランドのものです。
このブランドの魅力ですが、何といっても返品・交換が充実している点です。「バッテリーと充電器の保証期間1年間、電動工具本体の保証期間2年間」と公式サイトにあります。素晴らしいですね。
口コミも良く高評価ですので、こちらは本当におすすめですよ。
対策②切った剪定枝の運搬作業をラクにする
以前は剪定枝を束ねて運んでいましたが、このやり方で格段にラクになりました。ご紹介します。
コンテナ袋で運搬をラクにしよう
切った剪定枝をラクに運搬する方法、それは剪定(枝を切る)のタイミングと同時に、切った枝を大きなコンテナ袋に入れることです。


このコンテナ袋に大量に枝を入れることができますし、軽トラックにピッタリ乗せることができるので運搬もラクです。


おすすめのコンテナ袋
以下にコンテナ袋のリンクを貼っておきます。ぜひこれで運搬をラクにしてください。ちなみに私は12枚以上持っていますよ。



コンテナ袋は丈夫で引きずることもできるので、持ち運びがラクですよ。



私もコンテナ袋を運んでいます。女性でも大丈夫ですよ。
枝の運搬以外にも、ゴミ入れなどにも使えて多用途で活躍します。
対策③音楽やラジオで剪定を楽しく
音楽やラジオを聴きながら楽しく作業を


剪定作業ばかりずっと続けていると飽きてきますよね。
枝を切るという同じ作業ばかりですからね。そういう飽きを無くすために、ぜひ音楽やラジオを聴きましょう。そして楽しく剪定作業をしましょう!
スマートフォンさえあればラジオや音楽などなんでも聴けますよね。私はスピーカーと連携させて音楽を流しています。
おすすめのスピーカー
そのスピーカーですが、私は買うときは迷わず中国製のAnkerです。なぜAnkerかというと、コスパが最強ということと防水防塵の機能があることです。農作業にはもってこいですよね。
ちなみに、日本製のものと音質に差があるんじゃないのという意見がありそうですが、素人の耳ではほとんど差がありません。そのため私はAnker一択です。笑





音楽を聴きながらだと作業に集中できて効率性もUPします。ぜひ農作業に音楽を取り入れてみてください。
スピーカーで音を出せれないというときは
周りに人がいて大きな音楽を流せないという方は、こちらのイヤホンがおすすめです。
ポイントは周りの声や音もしっかりと聞こえる骨伝導タイプ・イヤーカフタイプということ。周りの音が聞こえないと何かあったときに気づけませんからね。
▼骨伝導タイプ
▼イヤーカフタイプ



私はイヤーカフタイプを愛用しています。これでYoutube聴きながら作業しています。
まとめ
◆本記事のまとめ
いかがだったでしょうか?
剪定作業ひとつとっても、道具次第でラクに作業ができるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
また、日本製ばかりが良いものではなくコスパと買い替え頻度など総合的に検討し海外製品を敢えて選ぶというのもポイントですね。原価・経費がかかるぶん最終的な利益にも影響がありますので、お財布事情とも相談しながら考えましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
「さあ移住!さあ農業!」
▼私がなぜ移住をしてぶどう農家になったのか、以下の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。


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