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ときお
移住者・ぶどう農家
移住者。ぶどう農家。男性。
IT会社員から農家に転身。その経験をホンネで語ります。

◆実績・資格など
・IT資格(情報処理、DB)
・FP、農業簿記

◆経歴など
・国立大学にて物理を専攻
・大手IT企業で10年勤務
・EC関連のビジネス展開に従事
・2020年岡山に移住し、ぶどう農家へ転身

東京から岡山に移住し農家へ!移住で後悔しない7つのポイントとは!?

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東京から岡山に移住し農家へ!移住で後悔しない7つのポイントとは!?

こんにちは。ときおです。
東京から岡山に移住して、ぶどう農家になりました。

訪問者

移住に興味があるんだけど、失敗しないか心配。

訪問者

都会から田舎へしたいんだけど、注意することなどあるの?

忙しい毎日を過ごしていると、こんなことを思うことはありませんか。都会での生活や毎日残業続きの仕事。そんな環境で未来を見通せていますか?

解決策の一つとして、私は「地方移住」を勧めます。ただし、移住するといっても色々大変なこともありますよね。ネットニュースでも移住失敗したという人の声をよく見かけます。

でも、それって移住そのものが悪いわけではなく、事前の準備が不十分だったんじゃないの?と思うことが良くあります。

そこで今回は、私が思う「移住で後悔しないためのポイント」について、ホンネで語ってみたいと思います。

※今回の記事では都会→地方(田舎)への移住のポイントを記載します。

目次

本記事を書こうと思ったきっかけ

地方に移住して、のんびり暮らしたい
農業を始めて、自然の中で生きたい!

都会で忙しく働いていると、このような気持ちになることはないでしょうか?

実は私もその一人です。こんな理想を抱え、私は東京から岡山へ移住し、“ぶどう農家”として暮らしています。

ただ、実際に移住してみると想像以上に大変なことも多く、理想と現実のギャップに戸惑うこともありました。

理想と現実のギャップに戸惑う人

それは「移住前にしっかり調査していれば、もしかしたら防げたかもしれない!」ということも多く、今後読者の皆さんも同じような気持ちになるのであれば、事前に知っておくべきではないかな、と思ったのがこの記事を書こうと思ったきっかけです。

そのため、この記事では私自身の経験から「移住で後悔しないために必要な7つのこととして私の思うホンネを語ろうと思います。

これから地方への移住を考えている方、農業や田舎暮らしに興味がある方に、少しでも参考になればうれしいです

移住前に想像していた暮らしと、実際の現実

考える人

移住前は、「毎日畑でのびのび作業して、夜は静かな自然に囲まれて過ごす」そんな穏やかなイメージを持っていました。

でも現実は少し違っていました。

  • 季節によっては作業が過酷(猛暑・寒波)
  • 害虫や動物との戦い
  • 地域行事や人間関係の調整
  • 天候次第で影響される収穫量・収入へのプレッシャー

都会の生活とは全く違うリズムで、思ったよりも体力や気力が求められる世界でした。都会で会社員をしていた時代には考えもしなかった内容ばかりでした。

ちなみに現在は私達なりに移住に成功し、落ち着いて暮らしていますが、移住当時は色々考えこむことも多かったです。

ときお

移住した当時は、いろいろと大変だったよね。

そうだね。私は周りに気を使うことが多かったなー。

だからこそ、これから移住したいと思っている人に「しっかり準備すれば後悔せずに済むよ!」と声を大にしてお伝えしたいと思っています。

移住で後悔しないための7つのこと

では具体的に、移住で後悔しないために事前に知っておくべき&やっておくべき7つのポイントを紹介します。

① 仕事と収入の見通しを立てておく

お金イメージ

移住前チェック重要度:

まず言っておきますが、これが最も重要なポイントの1つ目です。

「どう収入を得て、どう暮らしていくか」です。

具体的に言うと、移住先での収入と支出のバランスが非常に重要になってきます。

  • 移住先での求人・働き口の有無
  • 副業・在宅仕事が可能か
  • 収入にあった支出(生活費)にできるか

都会→地方への移住の場合、ほとんどのケースで収入が下がります。そのため、自分たちの生活費の見直しも必要になってくると思います。

私は農業という仕事を選びましたが、収入が安定するまでは時間がかかりました。場合によっては副業やリモートワーク、アルバイトとの組み合わせも必要になる場合もあります。

収入と支出のバランスは移住前に十分に検討しておきましょう。

▼収入や支出に関する記事はこちら

② 家族やパートナーとの温度差を埋める

家族との時間

移住前チェック重要度:

最も重要なポイントの2つ目がこちら。

「自分は移住にワクワクしてるけど、家族は実は不安」というのはよくあるケースです。

移住しようと決めると早く実行したいと焦る気持ちが、周囲の人の気持ちを置いてけぼりにするのです。本当にその移住は家族・パートナーの納得・同意を心の底から得ていますか??

家族と気持ちが揃わないまま移住した結果、うまくいかなかった人は、私の周りでも実際に見てきました。

  • 子どもの転校や進学問題
  • 配偶者の仕事や人間関係
  • 親の介護と距離感

移住はパートナーや家族と“人生を変える選択です。

だからこそ、パートナーや家族との話し合いを何度も繰り返すことが、後悔しないために大切です。

私たちもかなり話し合ったよね。何年くらいだっけ?

ときお

約2年かな。かなり話し合ったね。

「移住先でどんな暮らしをしたいか」お互いの理想と不安を、お互いに納得できるまでしっかり話し合いましょう。

③ いきなり移住しない|“お試し滞在”は必須!

移住前チェック重要度:

よく聞く失敗の1つです。よく聞く名前(有名な観光地の町)ほど、事前の調査がおろそかになったりしがちです。

あこがれの町だったのに、いざ移住してみると観光客ばかりで住みにくい。なんて話はよく聞きます。

そのため、移住前に「この土地でやっていけるか」を知るためにお試し滞在(短期居住)を行ってみるべきです。

  • 気候や買い物事情
  • 時間帯(朝/夜)、曜日(平日/休日)での雰囲気の違い
  • 自分の「居心地の良さ」

これらは、ネットの情報だけではわかりません。いきなり引越すのではなく、“現地を暮らす目線”で体験することが大事です。

ちなみに、多くの市町村で「お試し住宅」というサービスをやっています。低価格で宿泊できて現地の暮らしを数日間体験できることができます。お試し滞在のために、ぜひ活用しましょう。

参考:岡山県 各市町村別お試し住宅一覧

④ 地域コミュニティとの関係を甘く見ない

コミュニティ

移住前チェック重要度:

地方への移住で多くの人が驚くのが、人との距離の近さです。

都会では「隣の家の人の顔も知らない」なんて当たり前でしたが、地方(特に田舎)ではお互いに助け合い、見守り合う文化が根づいています

そのため、周辺の人々とのコミュニティが重要になってきます。

  • 地域行事や草刈りの当番がある
  • 人づたいで噂が広がるのが早い
  • 距離感を間違えると孤立することもある

ちなみに、地域コミュニティに溶け込むために重要なのは「挨拶」。これ一択です。

私は「挨拶」をきっかけとして農業仲間とのつながりや近所の方との信頼関係を築くことができました。

もちろん、無理に地域コミュニティに溶け込む必要はないです。ただし、現実問題として地方では地域コミュニティとのかかわり方が重要になってくるので、事前に考えておくと移住後の暮らしが楽になると思います。

⑤ インフラや買い物環境を事前にチェックする

移住前チェック重要度:

地方では、生活の利便性が大きく異なることがあります。

たとえば私が移住した岡山の田舎では、都会では考えられない状況になります。

  • スーパーや病院まで車で20分以上
  • ネット通販の配達が1日遅れる(東京在住時に比べて)
  • 最寄り駅が1日数本しかない
  • 場所によっては下水道が通っていない

「日常生活に必要なものが揃うか」について自分のライフスタイルとの相性をよく確認しておくべきです。

特に、子育て世代や高齢の家族と移住する場合は、医療や教育のアクセスも重要ポイントです。日常生活での動き・動線をしっかりと事前にイメージしておきましょう。

ちなみに、地方(田舎)では大人1人あたり車1台は当たり前ですよ。

⑥ 補助金や支援制度を使いこなす

移住前チェック重要度:

自治体によっては、移住者向けの補助金や支援制度が豊富に用意されています。

例えば私の居住地の補助金はというと。

  • 就農支援金
  • 空き家バンクでの物件紹介・支援金
  • お試し住宅制度
  • 農業研修プログラム など

私自身も補助金などを活用することで、移住直後の金銭的不安を軽減できました。

事前に調べておくことで、思わぬチャンスが見つかるかもしれません。「移住=自力」という考えではなく制度をうまく味方につけましょう

なお、残念なことに補助金情報は自治体側から積極的に情報共有してもらえるとは言い難いです。自分で情報を取りにいくことが重要です。

⑦ 「とりあえずやってみよう精神」と「計画性」のバランスを取る

とりあえずやってみる

移住前チェック重要度:

移住には、計画性と同じくらい柔軟な気持ちも必要です。

私は細かく準備していたつもりでも、実際に移住してみると「こんなこともあるのか!」という予想外の連続でした。

  • 病害虫/獣害の被害が多い
  • 農業の収穫期に限って人手が足りない
  • ネットに繋がりにくい場所が多く、連絡が取りづらい

そんなときに支えてくれたのは、“まあ、なんとかなるか”という気持ちでした。つまり、完璧に準備するよりも、変化に対応できる心構えの方が大事だったりします。

夢や理想は大切にしつつ、フットワーク軽く動ける自分でいることも、後悔しない移住のポイントです。

移住で後悔しない7つのポイント -まとめ-

スクロールできます
ポイント重要度私から一言
仕事と収入の見通しを立てておく収入と支出のバランスを移住前に明確にしよう
パートナーや家族との温度差を埋める話し合いを重ねよう。私の場合は2年!
いきなり移住しないお試し滞在サービスの利用は必須かも
地域コミュニティとの関係を甘く見ない挨拶!これが重要です
インフラや買い物環境を事前にチェックする水洗トイレ(下水道)かどうか。都会からすると地味に重要です
補助金や支援制度を使いこなす自分から情報を取りにいきましょう
「とりあえずやってみよう精神」と「計画性」のバランスを取る柔軟な対応は必須。なんとかなる精神で乗り切る!

焦らず、準備と対話を大切にしよう

移住にはメリットもたくさんありますが、「理想だけ」で飛び込むと後悔することもあります。

やはり大事なのは、事前の準備です。

  • 現地の情報をしっかり集めること
  • 自分の価値観と向き合うこと
  • 家族や仲間とよく話し合うこと

地方にも、農業にも、たくさんの魅力があります。だからこそ、しっかりと準備して移住を後悔しないものにしてください。

ちなみに、私たち夫婦は当初は色々ありましたが移住をまったく後悔していません

ぜひ読者の皆さんも“自分らしいスタート”を切れるように、ぜひ一歩ずつ準備してみてください

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

「さあ移住!さあ農業!」

▼私がなぜ移住をしてぶどう農家になったのか、以下の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。

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